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「東京で一番ファンキーな焼き芋を教えて」フジロック出演の米人気バンドが“日本語”でファンに謎の呼びかけ「巡礼します」

「東京で一番ファンキーな焼き芋を教えて」フジロック出演の米人気バンドが“日本語”でファンに謎の呼びかけ「巡礼します」
※イメージ画像

フジロック出演バンド「焼き芋はファンク」

米ミシガンで結成されたファンクバンド、Vulfpeck(ヴルフペック)をご存知だろうか。今年の7月25日から開催されるフジロック・フェスティバルのラインナップでその名を目にした人も多いかと思うが、欧米はもちろん日本でも人気が高いことは、彼らがフジロック2日目のグリーンステージでトリを務めることからも明らかだ。

 

そんなVulfpeckのX(旧Twitter)がいま、意外な方向で大きな話題になっている。おそらくフジロック出演のため前乗りしたであろうバンドの公式Xアカウントが突如、日本語で次のような投稿をしたのだ。

「焼き芋はファンク」「東京で一番ファンキーな焼き芋、教えてください」という、バンドの投稿とは思えない焼き芋愛あふれる投稿に、ファンは騒然(&ほんわか)。この投稿にはユーザーから多くの“推し焼き芋”情報が寄せられており、中には「大学いも」を推す声も。“ジャパニーズ・スイートポテト”は海外でも高い人気を誇ることから、普通に有益な焼き芋情報ソースとしても機能するような状況になっている。

ちなみにサポートギタリストのコリー・ウォンを中心とするサイドプロジェクト<Wong’s Cafe>のアルバムには「Sweet Potato Pie」なるインスト曲も収録されていて、さつまいも好きであることは事実なのかもしれない。

Vulfpeckってどんなバンド?音大出身の熟練ぶりとインディー精神が同居

ミシガン大学の音楽学部出身のメンバーによって2011年に結成されたVulfpeckはインディペンデントな活動を貫きながら、世界的な評価を獲得してきた。その音楽性は、70年代ファンクやソウルをベースにした「ミニマルファンク」と呼ばれるスタイルが特徴。シンプルな編成ながら、緻密なグルーヴと遊び心に満ちたアレンジで聴き手を自然と引き込む魅力がある。録音は基本的に一発撮りで行われ、ライブ感を重視した生演奏が軸となっているという。

2014年にはSpotifyの仕組みを逆手に取った無音アルバム『Sleepify』で話題を集め、収益を元に入場無料のツアーを実現。2019年にはマネージャーやメジャーレーベルの支援なしで、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンを満員にするという快挙を達成した。

なお、最新アルバム『Clarity of Cal』はライブ録音をベースにしたスタジオアルバムで、彼らの成熟したグルーヴと洗練されたアンサンブルが凝縮されていると評判だ。フジロックではこの作品を軸にしたセットが期待されていて、国内はもちろん彼らを目当てに日本旅行を計画している海外のファンもいるようだ。

Vulfpeckの楽曲が使用された映画&ドラマ

そんなVulfpeckの楽曲は、映画やドラマの挿入曲としても人気。おしゃれ要素だとかタイアップ狙いではなく、ただ制作陣にガチファンがいたから……的な自然な使われ方にも好感が持てる。ごく一部だが日本でも観られる作品を挙ておくので、ぜひ“Vulfpeck詣で”してみては?

『ユアプレイス、マイプレイス』(Netflix)

▼使用楽曲

『グレイス&フランキー』(Netflix)

▼使用楽曲

▼その他
『ブラッキッシュ』(ディズニープラス)
『神話クエスト:レイヴンズ・バンケット』(AppleTV+)
※使用楽曲「Back Pocket」

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